ホワイトデー

イギリス生活よもやま話【エッセイ】

プロフィール

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Teeka(フリート妙子)。イギリス人と結婚して、イギリス南東部に住んで、15年が過ぎました(はっや〜い!)。
夫とのなれそめは、よくある話なんですが、彼がわたしの英語の先生だったことです。
静かな海辺の田舎町で、教師を退職した父ちゃん(夫)と、ふたりで暮らしています。

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ホワイトデー

【ハリウッドで愛の日を】
 
きのうは、日本ではホワイトデーだったそうで。
ここのところ、日本のサイトを開けるたびに「ホワイトデーのプレゼント」という広告がピコピコ点滅するので、ついクリックして、驚いた。
  
お返しのプレゼントというのが、なんと、アクセサリー(宝石入り)だの花束だの、もらったチョコよりはるかに高価なものである。

そりゃまあ、チョコでダイヤの指輪が釣れりゃあ笑いがとまらないだろうけど。でもなんかこれってズルイんちゃう? すごく不公平じゃない?

私が日本にいた頃は、お返しというものはもらった物のほぼ半額を返せばいいと、それが一般的常識だったような……。
  
この広告を見て、私はがぜん日本の男性諸氏の味方になった。そして彼らがホワイトデーをどう思っているのか知りたくなった。

そこで、私のホームページのリンク友達であるアクセルさん(20代後半?)に訊ねると、なんと彼はもう一つ、別の観点から、女のズルさを指摘したのである。これはうっかりしていると気づかないが、いわれてみれば大いに納得するところだ。
  
アクセルさん曰く、
「まあ、お返しに関しては、基本的にはするものだと思います。品物については、一番メジャーなのがキャンディーで、他にマシュマロ、ホワイトチョコレートが多いようです。

でも、この辺は、義理チョコに対する義理のお返しのレベルで、本命(恋人)へのお返しには、食べ物ではなくプレゼント(アクセサリーなど)になることが多いみたいです(^^;
  
ホワイトデーにお返しをする、という制度についての所感は、ヒトコトで言って「ズルイではないか」という点に尽きます(^^;

つまり、バレンタインには、プレゼントする女性側が、全選択権を掌握しているわけですが、ホワイトデーはあくまで「お返し」というタテマエなので、男性が持っているプレゼントの選択権は、「くれた女性の中から」しか選べないんですね。
  
平たくいうと、どんなに好きな子がいても、その子から前もって貰っていない限り、あげることはできません(^^;;
元々、貰える機会自体が希少なおいらは、この点をずーーっと不公平だ!と思ってきました」
  
ほらあ、やっぱり、どう考えても不公平でしょ? これに賛同する男性は、かなり多いのではないかと思うが、いかがでしょう。
  
日本のバレンタインなんてやめようよ、と私は昔から思っていた。だいたいが、あれはそもそも、ある菓子屋がチョコレートを売らんがために企てた陰謀でしょうが。

ホワイトデーも、キャンデーを売るために飴屋が考案したものだ。若者たちがそんなコマーシャリズムに踊らされ、それが社会現象にまで成りあがった現実を見ると、なんだかちょっとうそ寒い気がするのである。
  
  
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イギリスのバレンタインは、純粋に男と女の愛の日である。だからお互いにカードやプレゼントを交換する。当然ホワイトデーなんてものはない。

日英のバレンタインの違いについては、メルマガ3週分くらいは軽く書けるほどあるが、ま、今年のバレンタインはもう終ったことだし、それはまたの機会にゆずることにして。

それよりもまあ、ちょっと聞いてくださいな、わが友由紀子さんの、日本とは違うバレンタインデーの顛末を。
  
同じ町に住む由紀子さんは、エステティシャンとしてカンタベリーのビューティサロンで働いている。2月14日はめったやたらと忙しかったのだそうな。

はは〜ん、きっと女性たちがデートのためにきれいになろうと、フェイシャルに来るのだな。と、まあ、一般的日本人の発想としてはこういうところだが、これが、じつは、ちゃいまんねん。
  
いつになく多くやってきたのは、男性客である。平日の昼間にサロンに来れる男性とは、自由業かOAP(年金受給者)の人たちだろう。彼らはマッサージをしてもらいに来るのである。しかもお勘定は奥様がお支払い。

つまり、「あなた、たまにはマッサージでもしてリラックスしてちょうだい。アイラブユー、ダーリン」という、バレンタインのプレゼントなのだ。
  
そう、イギリスではこのように、熟年のカップルが、マジで愛の日を祝うのである。決して、みんなにチョコを配る日ではないのだ。  

 
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さて、バレンタインの日の午後になって――
学校が退けてやってきたのが、女子大生たち。今夜のデートのためにきれい  になろうと、フェイシャルを――、ちゃう、ちゃう、ちゃいまんねん。
  
彼女たちの目的は、愛の日のためのスペシャル・トリートメント。 
ジャーン、その名も素敵な「ハリウッド」! 
もっちろん、ハート型に抜いちゃうのよ〜ん!

え? 何を抜くって? 決まってまんがな、アソコのお・け・け。ボーイフレンドに見せるのに、スネ毛をハート型に抜いてどないしますのや。
   
普通、ワックスの脱毛でビキニラインといえば、ハイレグのパンツや水着をつけたときにパンツの外に出てしまう毛を抜くのである。

この他に「ブラジリアン」というのがあって、これはもう、ツンツルテンにしてしまう。恥骨のあたりに、おっさんのチョビ髭程度に毛を残して、性器のまわりから肛門のあたりまで、ゼーンブ抜くのだそうな(ひええ、想像するだけで痛そう)。
  
ハリウッドと呼ぶ脱毛は、ハートの他にもお星様などいろいろあって、クリスマス時期には、クリスマスツリーの形に抜いたりするのだそうな(誰がするんだ、そんなもん?)ちなみにお値段は20ポンド(約3800円)。  
  
由紀子さんが驚いたのは、この女子大生たちがじつにオープンで、キャピキャピとハリウッド・ワックスを注文することであった。今夜はバレンタインだもん、当然じゃん、という感じで。
  
「てなわけで、あたしゃバレンタインの日は、人の股ばっかり見てたのよ。産婦人科じゃないっつーの、ったく。ベリッと思いっきり引っこ抜いてやったわ、へっ、痛がれ、痛がれ」

「えへへー、ついでに自分のもハリウッドにしたリしてえ。ダーリン喜んだんちゃう?」
「冗談じゃないよ、あたしのはもじゃもじゃッ。ホント、もう疲れて、それどころじゃない、サッサと寝たよ、あの晩は」
  
いやあ、お疲れさま。
バレンタインにこういう形でエステが繁盛するとは、知らなんだ。

日本では、ラブホテルが一年のうちで一番繁盛する日だそうだが、その日のベッドインのために、ハリウッド・ワックスで臨む女子大生って、まだ日本にはいないんじゃないの?(いたりして)


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